ドイツの哲学者であるイマヌエル・カント(1724-1804)は、自己規律について次のような考え方を示しています。
意志は自律的であってこそ絶対的自発性であり、自由の原理である。
意志の本質は自己自身を規定することであり、意志は己れの自由を自らの目的としてだけ有つことができる。
人間が「自律」的存在であるということは、人間が「自由」であるということを意味する。
自分でルールに従うこと、つまり、「無条件に~せよ」という命令に従うのは自由なのです。
カントにとって自由とは、欲求に支配されてやりたいようにやることではなく、自らルールを立て、そのルールを守るという自発性、つまり意志の自律そのものなのです。
カントは、自己定立を「論理的活動」と「形而上学的活動」という二段階のものと考え、後者に力点を置いていました。
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