生きるのは辛い

私は無宗教な人間である。しかし、仏教やキリスト教の一部の教えは、真実だな、と思うところがある。

 

例えば、生きることは苦であるというのは、仏教の教えだ。

四苦八苦というらしい。仕事や人生のどうしようもない事に、日々囚われている自分を見ると、仏教のこの教えは真実だな、と思う。

四苦八苦とは、仏教用語で、あらゆる苦しみのことを指します。
四苦八苦の構成は次のとおりです。
四苦:

生(しょう)・老(ろう)・病(びょう)・死(し)

八苦:

愛別離苦(あいべつりく)、

怨憎会苦(おんぞうえく)、

求不得苦(ぐふとっく)、

五蘊盛苦(ごうんじょうく)

「四苦八苦する」という表現は、現状が非常に辛い状況や切羽詰まった様子を表す言葉として用いられます。
四苦八苦について、もう少し詳しく見てみましょう。
愛別離苦:愛する者との別れ
怨憎会苦:恨み憎む者に会う苦しみ
求不得苦:求めているものが得られない苦しみ
五蘊盛苦:心身を形成する五つの要素(五感)から生じる苦しみ
仏教では、五つの要素で身体が構成されていると考えられており、その構成要素の盛衰に対して苦しみがあると言われています。

四苦八苦から逃れるには。

仏教の教えでは、四苦八苦から逃れるには、まず「一切皆苦」を受け入れて、苦を生み出している原因を探ることが大切だとされています。
仏教では、この世のすべては苦しみであり、思い通りにならないものであるという「一切皆苦」の考え方を説いています。

 

仏教では、次のような精神を説いています。

すべてのものは変化し続ける(諸行無常
すべては影響を及ぼし合う因果関係によって成り立っている(諸法無我
仏教では、苦しみは形を変えてやってくるため、苦しみがあることを受け入れて心静かに生きていくことが大切だとされています。苦しみを受け入れることで、一喜一憂することなく泰然自若とした心のありようを手に入れることができ、これが「さとり(涅槃寂静)」であるとされています。

なかなか、そういう心持にはなれんのだが。

 

・・・結局、修行なんだろうな。

自分を律して、規律正しい生活をすることによってこそ、人生の苦しみをありのままに受け入れることができるのだろうと思う。

とりとめもなく思ったことを書いてしまった。